腰痛の原因と内臓疾患

腰痛の原因が内臓疾患にある場合の症状の特徴とは?

腰痛の原因が内臓疾患にある場合の症状の特徴

腰痛の原因は主に3つに分けられます。1つは外傷や悪い姿勢が原因の運動性のもの、そして2つめが精神的要因、3つめが内臓疾患からくるものです。

 

その中でも一番気をつけたいのが内臓疾患によるものです。

 

まったく原因が思い当たらないのに常時シクシクと痛んだり、眠れないほどひどい痛みが襲ってくることがあったりした場合は内臓疾患を疑ってみましょう。

 

どんな病気が痛みを引き起こすの?

腰痛はぎっくり腰やヘルニアなどの筋肉や脊椎の疾患だけではありません。

 

胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの胃腸疾患・胆嚢炎・膵炎・腎盂腎炎などの臓器の疾患や子宮筋腫・卵巣嚢腫などの婦人科系の疾患など、内臓から来るものもあります。

 

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腎がん・尿路結石・尿管がん・膀胱がん・子宮がんなどの悪性腫瘍の場合もありますので、たかが腰の痛みと安易に考えてはいけません。

 

便秘を伴う場合は、大腸癌や腸閉塞や腸ヘルニアなど腸の病気である場合があります。

 

ほかには腹部大動脈瘤や帯状疱疹による神経痛などが考えられます。

 

内臓が弱っている時には、腹部の筋肉も衰えるので、内臓をカバーしていた分の圧力が腰への負担となり腰部の筋肉が圧迫されます。

 

すると血流が悪くなり、内臓疾患とともに腰に痛みが発症してしまうのです。消化液によって胃や十二指腸が自己消化を起こして損傷する胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、症状が重くなると炎症が広がるため、背面痛や腰痛を引き起こすことがあります。

 

婦人科系の場合、生理期間中の腰の痛みや、腰周辺に感じる鈍痛が普段と違うと感じたら子宮内膜症や子宮がんなどの疑いがあります。

 

悪性腫瘍による場合は骨転移によるものや後腹膜臓器の悪性腫瘍によるもの、脊椎や脊髄の腫瘍によるものなどがあり、高齢者の腰痛の約10%がこれらによるものだと言われています。

 

腎機能障害や腎不全などの腎臓疾患は、腎臓の痛みを感じる神経と腰の痛みを感じる神経は同じ経路を通っているため、腰痛の原因に多い内臓疾患となっています。

 

特に腎臓が肥大している場合は、腰を圧迫しやすいので痛みを引き起こしやすいと言えます。

 

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内臓疾患が原因の場合はどんな症状が出るの?

安静にしていても痛みがあるというのが、内臓疾患が原因の腰痛の特徴といえます。

 

姿勢や体の動きに影響されない痛みが、主に腰の上部のあたりにあらわれます。

 

背中を叩くと背部から腹部にかけて鋭い痛みを感じる場合は、膵臓や腎臓などの後腹壁臓器の疾患を疑いましょう。

 

結石などはギックリ腰のように感じることもあるようです。

 

急性の激しい痛みを感じる場合

突然の激しい腰の痛みを感じた場合は、腹部大動脈瘤がまず疑われます。

 

動脈瘤は動脈硬化などが原因で血管が膨らんだ状態をいいます。

 

これが腹部大動脈で起こった場合、血管壁が破れてゆく過程で腹部や腰部に激痛が現れます。

 

このような兆候がある場合はすぐに内科を受診して下さい。

 

また、内臓疾患ではありませんが、結核菌が脊椎に感染し骨を破壊する炎症脊椎カリエスや、脊椎に細菌が感染して化膿する化膿性脊椎炎によっても脊椎に限局された腰痛が現れます。

 

腰の痛みが長く続く、発熱する、腹部などほかの部位の痛みが出る、だんだん症状が強くなるといった場合はすぐに病院で診察を受けましょう。

 

たかが腰痛と侮らず、部位やほかの症状や普段の体調との違いなどにも注意を払い、疾患の早期発見を心がけたいですね。

 

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